KENCHIKUYA MAECHOU
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壁パネルについて、日刊木材新聞さんが記事にしてくださいました。

国土交通大臣認定を取得した、オリジナル壁パネル(MLW・MBW)について、

日刊木材新聞さんが記事にしてくださいました。

2016年2月25日の日刊木材新聞(8)面です

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以下、記事を書きだしました。

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県産杉の真壁工法で壁倍率認定

栃木県林業センターは、けんちくや前長(那須烏山市、前澤昌弘社長)と共同で県産材を使った真壁工法の耐力壁を開発し、告示仕様に比べ3~5倍高い壁倍率で国土交通大臣認定を取得したと発表した。木材のめり込み性能をうまく生かすことで、伝統構法の粘り強さを残しながら大壁工法並みの初期剛性を引き出すことに成功した。けんちくや前長では、これまで地域工務店を選択肢としなかった、性能を重視する消費者にも訴求できると期待している。

板壁、格子壁で告示仕様の3~5倍

大臣認定を取得したのは、県産杉を使った板壁、格子壁の2種類で、壁倍率は板壁仕様で2.5、格子壁で同3.0.

告示の落とし込み板壁は0.6、面格子壁は0.6~1.0(格子幅や規格による)だが、板壁は告示の4倍以上で、構造用合板やPB、OSBの面材張り大壁と同等、格子壁は告示の3~5倍で、たすき掛け筋違と同等の評価を受けた。

いずれも工場生産が可能なパネル仕様で現場施工が容易なうえ、現しでも利用できる意匠性の高さが特徴。

板壁は本実加工した杉の横板(27×135㎜働き)をつなぎ合わせ、桧の縦桟(12×47㎜)2本を留め付けてパネルを作る。一方、格子壁は3枚の縦貫(30×120㎜)に欠き加工を施して片側7枚、両面14枚の横貫(27×120㎜)を挟み込んでパネルを作る。

木材のめり込み性能(エネルギー吸収)を生かす真壁工法は変形能力に富み、倒壊しにくい特性があるが、大壁工法に比べ初期剛性が劣り、壁倍率評価が低いのが難点だった。

当該耐力壁では精度の高いKD材を活用し、なおかつ板同士や柱への欠き込み、桧の縦桟などでめり込み性能を高めることで、伝統構法の粘り強さと大壁工法並みの初期剛性を両立させた。

材料の杉板は間柱などの一般流通材を使用するためコスト競争力が高く、けんちくや前長では林業センターの試験データを基に床構面での採用も進めているという。丸太の側材の新たな用途開拓としても期待される。

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以上。

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