木組みの家とは
大工職人が手仕事で木材を加工してつくる仕口(しくち)、継ぎ手(つぎて)、といった接合部によって、構造材を組み上げていく伝統的建築技術を、木組みといいます。複雑な加工を施された柱や梁がぴったりと組み上がる建て方は圧巻ですが、経年変化により木が動く事も見越して、適材適所に材を選び、加工をする伝統の技がそこにあります。
「現代民家 素足の家」は、今の暮らしにマッチした、木組みの家です。

私達は三位一体の家づくりを進めています。

木組みに最適な素材
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暮らしに合った設計
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技術を活かす大工力
木組みに適した素材

日本の気候風土に適した、樹齢60年以上の杉を寒伐り(かんぎり)し、葉をつけたままの状態で山に放置します。そして春、木が水分を吸上げる自然の摂理を利用して、葉が枯れるまで乾燥させる方法を「葉枯らし」といい、自然乾燥方法のひとつです。
きちんと時間をかけて自然の力で乾燥させたものは、本来の艶や粘り強さが引き出され、ほっと安らげるような温もりを与えてくれるのです。
自社管理の無垢材をはじめ、断熱材、左官材等の素材を厳選し、合板建材を使わない家づくりを進めています。
※床材に関しては、自然乾燥後、さらに低温乾燥機に数週間入れています。木の伸縮が抑えられますが、かわりに油分がぬけてしまうので、植物性のオイルフィニッシュで仕上げています。

暮らしに合った設計

人生の80%以上の時間を室内で過す私達にとって、住空間は第3の皮膚といわれるように、とても身近な存在です。その空間こそ、心地よく、安心して、健康的に過すことが出来る居場所であってほしい。例えば夏の暑い日は上手に風を取り込み、冬の寒い日は優しい日差しを取り込むことで、設備に頼りきりにならず、快適に過せるように。
構造重視の上で、現代の生活動線や、使い勝手を考慮し、設備品をバランス良く取り入れつつも、昔ながらの土間や、畳の間など、生活が楽しくなる空間も大切にして。プライベートな空間でありながら、自然環境や、コミュニティに穏やかに溶け込むような、心地よい空間を設計していきます。

技術を活かす大工力

美しい無垢の木を、真壁で魅せる家づくりは、日本の文化です。そこには、古来より脈々と受け継がれてきた知恵と職人の技があります。
棟梁はどの材をどこに使うのかを決めると、一本ごとに違う木のクセを読み、見極めて墨を付けます。伝統的な仕口(しくち)や継手(つぎて)を用いて不揃いの「木を組む」ことで、ダイナミックで美しい住空間が生まれます。
1本1本違う木を扱う為、墨付け刻みの加工だけでも2カ月程、構造材と向き合います。現場によって様々な工夫をこらす事が出来る大工棟梁は、決してコンピューターには出来ない仕事に、誇りを持って取り組んでいます。