KENCHIKUYA MAECHOU
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道具のこと

2012.10.03

今回は道具のことでちょっと。

上の写真は大工さんが使う「ノミ」です。
この道40年の川俣棟梁が使用しているものですが、
驚くべきはもともと刃の長さが同じものだったということ!

1番右のものは比較的近年手に入れたもの(といってもだいぶ使い込んでありますが)。
1番左のものは棟梁が弟子入りした時に親方から頂いたものだそうです。

研いでは使い、研いでは使いを繰り返しているうちにこの長さに。

もはや私たちの知っているノミの原型をとどめていませんが、
「このノミじゃないと出来ない仕事がある」と棟梁。

他の大工さんがたくさん入っている現場でも、
見ないでノミを握っただけで「自分のじゃない」と分かるそうです。

こちらは左官屋さんが使う「コテ」。

大工さんのノミのように一番左が年季が入ったもの。

上はコテの「柄(え)」のアップですが、
親指の形にえぐれています!

左官屋さんに尋ねるとコテを自分の使いやすいように切ったり削ったりはしないそうです。
現場で使いこんで形が変わるのです。

大工さんの道具や左官屋さんの道具、
その他職人さんの道具。

一概には言えませんが、
道具を自分の使いやすいように「合わせる」のではなく、
道具を使ううちに使いやすいように「合ってくる」、「馴染んでくる」のですね。

byオカ(現場監督)

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