2013年6月13日
大工という字は……
2013.6.13
皆さん、こんばんは。
先日、夢の中で「世界を変えるような」スゴイ家を建てた(笑)、前長大工の前昌です。
朝がきて夢から覚めましたが。。。笑
さて、
この写真。。。
下野市の現場で後施工の『霧除け庇』が足場に干渉して、
大工(私)が泣いているところ…ではありません。(^ ^)
本来、計画(図面)にないものを付けようとすると、現場では稀にこういうことが起こります。
『足場を外せば?』と言われそうですね。
大工が霧除け庇の作った後、板金屋が屋根を拭きます。その後、左官屋が壁を塗るんです。
足場がなきゃ、出来ません。
足場を掛け直す、としたら大ごとです。。。
『足場に当たらない程度の屋根にする』という決定もできますが、
寸足らずでカッコ悪い。。。
そこで、大工は考えるわけです。
必死に……。
経験を活かして……。
それで、
私がどうしたかというと………
「そこだけ後から作ればいいじゃん」です。(笑)
足場を外せば屋根が出せるなら、
足場を外せるように左官屋に壁を先に仕上げてもらえば良いのです。
なので、↑左官屋が壁を塗れるよう、壁キワだけ板金屋に屋根工事をしてもらいました。
足場を外した後、短い屋根板を差し替えてから残りの板金工事をして、完成となります。
いろんな業種の職人さんと一緒に仕事するということは
納まりに応用を伴うことがあるもんです。
だから、タイトルにも書きましたが、
「大工」という字は「大」きい「工夫」なんだと、
それができるのが大工なんだと、思うのです。
さらにさらに
技術を磨いて、皆さんに感動を与える仕事(こと)ができるように!
明日も頑張ります!
いつもありがとうございます!
前昌