けんちくや前長

2021年2月18日

「市貝の家」 建て方

晴れの日でしたが、風の強い中での建て方でした。

クレーンで吊った梁桁が振れるので注意が必要です、オペレーターと職人の阿吽の呼吸で作業を進めていきます。

 

 

大黒柱へ地梁の仕掛け。

中央の欠き込み部分、ここに大梁が「渡りあご」(伝統的な木組み)で掛かってきます。

欠くということは、木材強度を低下させている訳ですから、その分大きな断面の部材を使う必要があります。

↓の写真は登り梁ですが、このように一本の木で、下に柱があればその限りではありません。

すべてとはいいませんが、大工達の経験惻から導き出す梁成(断面)寸法は、昔から安全域で判断されているように思います。

 

 

組み上がると、、、

 

 

手前が下屋部分。

玄関土間とポーチになります。まだツナギ梁が入ってませんね。

 

 

2Fはパネルと断熱材施工中。上から見ると、、

 

 

屋根の外断熱材、パバテックス。

この上に透湿シート、屋根垂木を取付けていきます。

このままじゃ、まさかの軒ゼロ住宅。(苦笑)

 

屋根工事は今日も続きます、

全体が見えたらまたご報告します。

 

S様、上棟おめでとうございます!

 

 

前昌