2023年2月21日
益子塙の家 土台敷~建方上棟まで
2月になったと思ったら来週はもう3月。(苦笑)
「雪降って寒くて冬眠してるんか?」
いやいやいやいや、ちゃんと動いてます。(笑)
稼働はむしろオーバーヒート気味か、、、(〃´∪`〃)ゞ
さて、表題の益子の現場の様子。
まずは作業場から。
軸組みとなる構造材を毎回(全棟)墨付け刻んで(加工して)、
建方の日に備えます。
プレカットではないので、その準備には平均2~3カ月(坪数による)かかります。
屋根、2F床に使う、前長独自の「蔵パネル」もあるので
なかなかのボリュームになりますね、これで30坪程度の2階建てプランのお宅です。
建て方1週間前くらいに土台を敷いて、
構造材(軸組み材)を作業場から現場に運搬します。
土台は桧の天然乾燥材を使ってることもあり雨養生はしませんが、
(本物の木は多少濡れても乾けばいいんです。そもそも濡らせないような木は自然界にはないし、濡れて不味い材料で家をつくることの方が疑問でしかないと思うのです。)
柱、梁桁(横架材)は室内に真壁化粧で見えてくるので、
ブルーシートで雨養生しています。
理由は仕上がりの雨シミが気になる為ですが、
何より大工たち自身が自らノミカンナで刻んだ木を
「美しく組み上げたい欲求」(笑)もありまして。
手仕事での一品生産って職人の心意気も要素としてあっていいと思います。
建て方中は私も一大工としてお手伝いなので
写真がいきなり2日目の屋根上ですが、
雪予報で日程1日おくって正解でした。 (^▽^)/
高所作業、天気には逆らっていいことありませんから。
写真は前長のオリジナルで、
長寿命な構造、比熱の大きい木質系断熱、大工の施工安全性も考えた
屋根仕様となっています。
上棟式を終えて、
現在、外壁下地の施工中。
来週には玄関下屋工事、断熱工事と盛沢山です!
(新加入のあのマシーンも現場導入予定です!!!)
引き続き宜しくお願い致します。
「伝統のその先へ」
前昌