2013年7月14日
一年後のくらし
2013.7.14
おはようございます!
前長大工の前昌です。
昨日は、昨年お引き渡しをした御宅へ『一年点検』に行ってきました。
家の「点検」とは言いつつも、一番は
久しぶりに会う施主さんの元気そうな顔を見てとても嬉しい気持ちになります。
家を建てて健康を害していたのでは、嫌ですから。
それに『素足の家』に住む方から一年暮らしてみての感想やご意見を聞くことができ、
いろいろと「気づき」を生んでくれます。ありがたいです。
午前中、まずは水戸のSさんの御宅へ。
見て下さい!このお庭!!!草一本生やさない徹底ぶり!(^ ^)
「私は草むしりが趣味だから。」とSさん。
除草剤は強すぎて、散布後、御自身の体が反応したそうです。
それからは草むしり一本だそう。
ほんと気持ちがいいです、隅々までビシッとしてて。
家の外周を点検しても、カラッとしているのでシロアリも寄り付きそうにありません。
そうそう、
天水桶には役目を終えたお風呂の浴槽を再利用されています。
新しいモノと古いモノの活かし方が暮らしに個性を生みますよね!
帰る時、手作りの蒸しパンを頂きました。
砂糖は使わず、酒粕とレーズンのほのかな甘みと木の実の食感が合うんです。
素朴だけど飽きのこない味。美味しかったです、ご馳走様でした。(^ ^)
午後は宇都宮に戻って、Nさんの御宅へ。
植栽に馴染む、手作りの表札兼インターホン。
私、「どちらの作家さんの作品ですか?」と真面目に聞いたほどいい雰囲気です。
↑玄関ポーチの屋根軒天。
御主人自ら建築中に植物性の塗料(桐油)を塗ったおかげで、いまだに艶っぽい。
室内の床はお子さんがいるので、さぞ傷だらけかと思いきや、、、、
すごく綺麗な状態でした。
聞いたら、桐油をもう5~6回も塗っておられるとか。
「最初は気になったけど、油を塗るとほとんど目立たなくなるんです。
塗り重ね、使い込んでいくことで傷もアンティークみたいに思えるようになった。」
と奥さん。
『丁寧に使う』って
傷を付けないように神経質になることじゃなくて、
長く使えるようにメンテナンスしたり愛着心を持つことだっ!、と思いました。
薪小屋もお手製。二棟あります。
キチンと積まれた薪は「暮らしの景色」になりますね。
そして帰り際、
お庭の家庭菜園で採れたキュウリを頂きました。(^ ^)(貰ってばかりですね汗)
今から食べようと思います!「つくり手」の顔を思いながら。。
いただきます!!!
いつもありがとうございます。
前昌