2021年2月06日
いよいよ自邸シリーズ (17) MBWの巻
今回は構造のお話。
しかしお題はドイツ車のメーカーに似た響き。(笑)
Maechou
Board
Wall
つまりは頭文字。
数年前に取得した大臣認定の耐力壁パネルで、
その2つの内の一つ、「蔵」パネル。
壁倍率2.5。
今回は自宅でのチャレンジということと、
木質系の外断熱材を使う下地としての有効性も見込んで、
この耐力壁を採用しました。
壁は製造方法など認定品質をきっちりと守る必要がある為
それなりのコストアップにもなることもあって一棟丸々は初めて。
床や屋根には認定は要らないので、現在標準仕様でその要素を応用した
「蔵」パネルを使っています。
なので、自邸は筋交一本も使ってないです。
それから
皆さん関心のある耐震等級3ではないです。
曲がり屋プランってこともあって、
重心と剛心が離れてきますから構造の視点からだと良くないですね(苦笑)
判断の「ものさし」って大切ですよね。
家を硬さだけで評価される中で、
硬さはそこそこだけど
靱性(粘り強さ)に富んだ、
めり込んで歪んでいくけど壊れ難い、
断面で抵抗していく壁。
そういう数値化出来るような出来ないような木の魅力を、
日々、自分の感覚に落とし込んでいます。
コントロールしたいとかじゃなくて、
信じたいだけかもしれません、木を。
しかし、
作れるからって公道をF1で走っちゃいけない訳です。
(あ、なのでこの壁は国交省からナンバー頂いているということですね。笑)
栃木の田舎道でアクセル全開!
さらに踏み込んでいきます!(笑)
前昌