木の家でくらすBlog

ただいま。

 

ただいま。

おかえり。

家に帰って、交わす言葉はいつも同じですが、

元気に交わせる時もあれば、何かに気を取られて、おろそかにしてしまう時も。

我が家は、夫が在宅ワーカーなので、私や子供達が「ただいま」、夫が「おかえり」が日常です。

こうしてみると、玄関の近くに夫の書斎を設けて良かったな。と思います。

素足の家での暮らしも、もうすぐ2年になろうとしています。

年間を通して、ここでの暮らしにも少しずつ馴染んできました。

 

去年は待望の第二子を迎え、育児休業を取らせて頂いていましたので、一日中家で過ごす日も多く、改めて素足の家の心地よさを満喫しましたし、子育てを通して出会う、地域の友達との時間も貴重なものでした。有難いことに、沢山の経験をさせて頂きました。どこかへ留学してきたみたいな気持ちです。

そんな訳で、すっかりご挨拶が遅くなりましたが、パワーアップして戻ってまいりました。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

豊島

(写真は、那珂川町女体山山頂付近より撮影)

category: ごあいさつ, 日々のこと

6月23・24日 完成見学会のお知らせ

事務所の近くに置いた巣箱

今年は空室のままのようです。

素足の家の庭には、アオハダという木がありますが、最近はあちこちから花の蜜を求めて蜂がやってきます。人間からすると、咲いている事に気が付かない位目立たない花ですが、蜂達にとっては「待ってました!」といった感じでしょうか。

 

さて、完成見学会のお知らせです。

2018年6月23・24日 10:00~16:00

宇都宮市駒生にて

現在建築中の物件で、お施主さまのご厚意で見学会を開催させて頂ける事になりました。

ご予約は不要ですが、アクセスが少し分かりにくいかもしれませんので、興味がある方は、こちらからご連絡下さい。DM等を送付させて頂きます。

追って、詳細などご案内させて頂きます。

category: お知らせ, 見学会

施工事例に新しい物件が追加されました。

那須烏山市の平屋のお住まいの写真を追加しました。

子育て世代の平屋40坪です。→こちら

是非ご覧ください。

こちらのお宅は、リビング隣の和室が寝室なので、寝ている子供の様子を伺いながら過ごしやすい間取り。大人も子供も安心して過ごせる空間に仕上がりました。畳にお布団を並べて寝るのは、家族の増加に対応しやすいと考えると、子育て世代こそ、畳の和室が良いのかもしれませんね。

また「リビング学習」という言葉がありますが、小さい子供達であればなおさら、家族の気配を感じる空間で過ごしたいですよね。そうすると、オモチャや絵本などの収納として「リビング本棚」があると、その後のリビング学習への移行もスムーズかもしれませんね。

 

category: お知らせ, 日々のこと

子育て平屋 ~人が集うすまい~

category: 施工事例

大工になった日

皆さん、こんにちは。

今日は晴れて暑いくらいでした。

一日作業場にいたんですが、昨日からの気温の変化に身体が追い付かず、

ちょっと疲れ気味、前長大工の前昌です。

 

 

さて、

4月から前長の大工見習いになった若鷹kz君。

まずは自分の道具箱作りをしてもらいました。

私自身も18年も前、同じように一番最初に道具箱を作らされた記憶がよみがえってきます。

たまたま居合わせた年配の道具屋さんに

「昔っから大工の小僧になったらまず道具箱作るんだよ。」

と言われ、あーあの時の私の親方も同じように、

そのまた親方から「道具箱作れ」と言われていたのかもしれないな、

と想像してました。

 

左が私の、右がkz君の道具箱。

 

昔は、さしがね、墨壺(スミツボ)、鋸(ノコ)、鑿(ノミ)、鉋(カンナ)、など

手道具がこの中にすっぽり収まって現場行ってたんでしょうね、

まさに「電気がなくても仕事が出来る」大工さん。

 

いまの時代、便利な電動工具がたくさんあって、ワンボックス車の荷台がそれだけで一杯になります。

それが当たり前で、私もそうやって仕事してますが、電気がないとほぼ仕事になりません。

 

 

便利なモノに囲まれて、進化した道具に頼ってばかりいると、

大工は(人間は)退化していくのかもしれません。

 

むしろ、

日々の生活は不便な方が人は強く賢くなるような、、、そんな気がします。

 

明日、電動工具を粗大ごみに出す訳にはいきませんが(笑)、

近い将来、

「AI」に大工職を取って代わられないように、

大工力を高める努力を怠らぬようにしたいですね。

 

前昌

 

 

 

 

category: 大工のい・ろ・は

新年度start!!!

皆さん、こんにちは。

新年度スタートですね!、今月から大工見習いの若者が前長の一員として加わりまして、

新鮮な気分で4月を迎えています。お天気も良くて桜の花に季節を感じながら、

車の窓全開で爽やかに作業所へ向う、前長大工の前昌です。

 

 

さて、

 

暖かくなってきたので、前長本社の薪ストーブ煙突を皆でお掃除しました。

 

煤がこびりついているので、棒の先にたわしをつけてゴシゴシと。

 

横引きの煙突が長いためか、そこに煤が溜まりやすいようで、

今年の秋までには煙突の経路を変更する工事をしようと思ってます。

 

 

煙突掃除を怠るとタールが付着し、煙道火災を引き起こす原因になるそうです。

燃やす薪の質(生木は燃さない、針葉樹よりは広葉樹を)で煤の発生付着は抑えられるようですが、

メンテナンスフリーとはいきませんよね。

 

上質な、あの暖かさは

 

やっぱり手間暇かかるもんですねー。

 

薪ストーブを設置した皆さんも、年に一度は煙突お掃除を!

 

 

前昌

category: 日々のこと

建て方レポートin佐野 3

皆さん、こんにちは。

昨日の「車で巡るオープンハウス」ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

 

玄関入った瞬間、「築後数年経ってるのに、木の香りがする!」と驚かれている方もいて、

(前長スタッフは毎日木に囲まれているので感じませんが・・・)

私達も新たな発見のあるオープンハウスでした。

見学された皆さんは、これからの始まる家づくりのご参考になりましたか?

体感したこと、お会いしたお施主さんとの会話は本にもネットにも載っていません。

 

「現代民家の暮らし」は、直接聞きに行った皆さんだけが知り得る、貴重な情報ではないでしょうか。

 

また、この機会に快くご協力頂いた3軒のお施主様方、本当にありがとうございました。

休日なのにお時間をいただきましたこと、重ねてお礼申し上げます。

今後とも、宜しくお願いします。

 

 

 

では、

 

佐野の建て方の続きです。

小屋組みが組み上がると、厚さ30mmの天井板を張っていきます。

前長の工法では垂木を天井板の上に取り付けます。

 

軒先の天井板のくるい止めと、屋根の強度を高めるため、「破風板、鼻隠し」を取り付けます。

取り付ける場所で呼び方が違うんです。

↑軒先(向かって左)が鼻隠し。(はなかくし)

屋根勾配(向かって右)が破風板。(はふいた)

屋根(垂木)の鼻先を隠す板と、屋根に風が入るのを破る(打ち負かす)板ってワケでしょうね(笑)

 

↑鼻隠し取付

 

破風、鼻隠しが取り付くと、防水フェルトを張って野垂木を打ち付けます。

 

垂木を墨に合わせて、、、

垂木間に断熱材を施工していきます。

ウッドファイバーという北海道のカラマツが原料の断熱材です。

 

「何から出来ているか?」

「安心して使えるものか?」

 

それが判断基準なので、数年前、私は苫小牧の工場を視察してきました。

 

広ーい工場内、ほとんど人がいなかったのと(笑)、

製造にほとんど排水が出ない、環境への配慮に驚いたのを記憶してます。

ドイツの技術だそうで、何十億もする設備にはただ圧倒されましたけど。

 

屋根はこの後、野地板(板金や瓦の下地になる板)を張り、防水ルーフィングを敷いて

建て方終了となります。

 

お天気も良かったので、予定通り2日で完了しました。

棟梁の段取り、大工達や前長スタッフのチームワークが光る建て方でした。

 

皆さん、おつかれさまでした!!!

 

 

前昌

category: ごあいさつ, 現場の様子

建て方レポートin佐野 2

皆さん、こんにちは。

ブログのネタが現場の事に偏りすぎ、前長大工の前昌です。

 

昨日のつづきです。

 

 

2F床組み(二階の床を構成する梁)のパネルの上で、2F小屋組み(屋根を受ける梁)

の建て方作業。

パネルの施工精度出ていて、綺麗に納まっているのがわかると思います。

また、パネルは作業床となり、どこにでも脚立を立てて手が届くので、

大工達にも好評です。

 

大手ハウスメーカーだと、ネタレス工法で接着剤をつけて合板28mmを張ったりします。

やり方はいろいろあるんでしょうけど、

前長は合板や接着剤を使わない家づくりを基本としているので、

「てまひま」かけて蔵パネル作って施工してます。

 

小屋組みの様子。

長ほぞ、渡り腮(あご)といった伝統的な木組みで組むと、建て方時の揺れも少ない方なのですが、

やはり軸組みだけではグラグラしてます。

 

とにかく大工の建て方高所作業の安全性を。

万が一の落下にもパネルが受け止めてくれるはずです。

 

屋起こし(柱を垂直に修正する作業。木組みは建てただけでは傾いています)後の様子。

読んで字のごとく、斜めに打ち付けてあるパイプの仮筋交いで引き寄せ、家を起こしてきます。

 

今日はここまで。

屋根はまた明日。

 

 

前昌

category: 現場の様子

建て方レポートin佐野 1

皆さん、こんにちは。

杉花粉が飛び始めて、花粉症の方には辛い季節ですね。

「いつも杉に触れてその香りを嗅いで、

杉と仲良くしていると花粉症にならないんじゃないか?

だから私(大工)は花粉症にならない!」と

根拠のない自信、前長大工の前昌です。(笑)

 

 

さてさて。

13、14日と佐野で建て方がありました。

 

天気にも恵まれ、建て方日和の二日間。

今回は現場担当のミヤさんが撮影してくれた写真を見ながら、

建て方の二日間をレポートしていこう思います。

 

朝の様子。

建て方の日の1週間前くらいから基礎の上に土台を敷いたり、

柱や梁の構造材を運び入れるといった準備をして、この日を迎えます。

先行足場も設置されて、いよいよ!という感じです。

 

今回の現場は敷地の都合もあって、構造材全て土台の上に載っています。

梱包を解いてから建てるので、段取り(作業の順番)を考えておかねばなりません。

担当した棟梁は30代半ばですが、安定感があり、しっかりとした仕事をしてくれます。

 

番付(図面横にい、ろ、は・・・。縦に一、二、三・・・と碁盤の目のように区切り、

柱、梁の位置を表す)に合わせて柱を建て、梁を渡していきます。

通し柱、梁はクレーンで吊り上げます。

 

まず中心部分に見える「地梁」を組んでいきます。

地梁は柱が比較的連立して建つ、桁方向に通すことが多いです。

 

地梁に大梁をかけたところ。

渡り腮(あご)という伝統的な木組みの技術です。

 

地梁は家の「背骨」のような存在で、出来る限り同じ寸法でつないでいきます。

 

通常は6尺ピッチに整然と大梁を渡していきます。

 

シンプルで無理のない、美しい架構を構成することが、大切なことだと考えています。

 

5人の大工で通し柱にホゾ差す梁を取り付けていますね。

ここは難所なんです(苦笑)、梁をギシギシいわせながら広げて組んでいきます。

 

桁、小梁を組んで、

 

大梁に「繋ぎ」を渡し、3尺×6尺のマスに蔵パネルを落とし込みます。

 

先日紹介した、蔵パネルの施工が完了。

安全性を高めて2階、屋根の建て方へと進みます。

 

 

つづく

 

 

前昌

category: 現場の様子