2019年10月28日
秋の夜長に
読書の秋に素晴らしい本に出会いました。
自然環境を損なうことで
自らの首を締めつつある現代人に
「木との共生」という古くて新しい生き方を
真摯に呼びかける。
20年も前の本なのに、率直にスゲーなと。(笑)
有害な化学物質(接着剤)を使用しない無垢材の家つくりとか、
再生可能な木材の積極的な利用とか、
ウンウン頷きながら読んでました。
下弦の月から新月にかけて伐採した「新月伐採」
のくだりはちょっと神秘的(苦笑)でしたが、
月のリズムがつくる新月の木は
おそらく木が一番いい状態になるようで、
あのヴァイオリンの名器「ストラディバリウス」にも使われていたそう。
自然に沿った生き方の大切さを気づかせてくれる一冊です。
ご興味持たれた方はぜひ。
「木とつきあう知恵」
エルヴィン・トーマ 宮下智恵子訳
前昌