2020年3月28日
いよいよ自邸シリーズ (8) 構想の巻
そろそろ全体像の話。ちょっと長くなります。
前々回に話した「10年先」考えて家造ろうとすると、単純に今のトレンドとか、その時のデザインとか色々考えたくなりますが、
そうじゃなくて、
もっと「本流」としていくべき要素
って何だろうと。。。
ここ数年、自然環境が急速に変化していく気ががして、皆さんもそう感じていると思います。雨が凄く降ったり、殺人的な暑さの日が続いたり。。。今までの「史上最高」が年々「常識」「普段」となっていく、地球規模の変化が始まったのかもしれません。
温暖化。
それが私の誤算であってほしいですが、世界中の科学者の大半がデータをもとに警鐘を鳴らしているのが現実ですから、目を背ける訳にはいかないと思います。
そういう環境の中での住まい。
昔から、家は雨風しのぐシェルター的要素があるもの。
だから外の影響をなるべく受けたくない。
でも、陽気のいい季節は外を感じたい。
もちろん居心地の良さも高めたい。
「そんな木の家がいい。」
そこから導き出した、
自然素材で造る木の家の延長線上にある、
前長が提案する新しいコンセプト。
それは、
「温熱」環境。
「あぁ、断熱材ね、断熱窓ね」
「温暖地なのに?」と思うかもしれません。
同業者や建築関係者に言ってもそんな薄い反応です。(苦笑)
だからやるんです、
自宅で実験するんです、
世界トップクラス(パッシブハウス相当)の断熱性能(4地域)を。
それも木(木質系)で♡。(笑)
つづく
前昌