けんちくや前長

2021年8月29日

いよいよ自邸シリーズ (25) 外壁左官塗りの巻

 

撮りためた写真をまた少しずつ。

 

梅雨明けを待って外壁の下塗り工事。

現場での仕事なんて本来そんなものだったはずです。

自然に逆らわない、人の手で仕上げるとはそういうことだと思います。

 

 

左官職人の手仕事は、

「鏝(コテ)で塗る」。

大工は電動工具あって省力化単純化が進んで

切った貼ったは誰でも同じく出来ますけど、

左官屋は捏ねる作業にミキサー使うくらいでしょう。

 

左官マシーンなんてないですもんね、

むしろ

左官屋の右手が

平坦に塗れるマシーン化してると言えるかもしれません。(笑)

 

 

 

本来職人の世界では、

シンプルで簡単そうに見えるもの程、

修練が必要になります。

 

いうならば、

一塗り10年と1秒

って感じでしょうか。

 

 

大きな壁は乾燥との勝負。

お仲間の手を借りて一気に塗っていきます。

(こちらは別日、上塗りです)

 

 

色は白にしたんですけど、

下塗りのグレーとそんなに変わらない…。(苦笑)

 

雨樋を付けたらいよいよ足場解体です!

 

前昌