けんちくや前長

2018年3月16日

建て方レポートin佐野 2

皆さん、こんにちは。

ブログのネタが現場の事に偏りすぎ、前長大工の前昌です。

 

昨日のつづきです。

 

 

2F床組み(二階の床を構成する梁)のパネルの上で、2F小屋組み(屋根を受ける梁)

の建て方作業。

パネルの施工精度出ていて、綺麗に納まっているのがわかると思います。

また、パネルは作業床となり、どこにでも脚立を立てて手が届くので、

大工達にも好評です。

 

大手ハウスメーカーだと、ネタレス工法で接着剤をつけて合板28mmを張ったりします。

やり方はいろいろあるんでしょうけど、

前長は合板や接着剤を使わない家づくりを基本としているので、

「てまひま」かけて蔵パネル作って施工してます。

 

小屋組みの様子。

長ほぞ、渡り腮(あご)といった伝統的な木組みで組むと、建て方時の揺れも少ない方なのですが、

やはり軸組みだけではグラグラしてます。

 

とにかく大工の建て方高所作業の安全性を。

万が一の落下にもパネルが受け止めてくれるはずです。

 

屋起こし(柱を垂直に修正する作業。木組みは建てただけでは傾いています)後の様子。

読んで字のごとく、斜めに打ち付けてあるパイプの仮筋交いで引き寄せ、家を起こしてきます。

 

今日はここまで。

屋根はまた明日。

 

 

前昌