2020年8月17日
素材はなるべく近くから
床材のサンプルを一梱包ずつお願いして並べてみました。
「アレ?いつもと違うんですね?」
ええ、杉じゃない。
自邸はいろいろと試したくて、広葉樹の床板を張る予定です。
構造材や下地材で
近くの山の木(杉、桧)をたくさん使うので、
全体の材積からするとわずか4%程度。
それでもなるべく近くから探すことにしているから
北海道産にしました。
特に外材を否定しているわけではなくてね。
外材も魅力的なものもあると思いますし。
でもやっぱり
自然素材への信頼性ってのは、
その気候風土で育ったところが大きいような気がするのです。
すべてとは言いません、
基準や性能を確保することは大切だと考えています。
ただ、「なるべく近くから」という選択が
建築を通して地域を豊かにしていくことに繋がるのではないでしょうか。
いまもこれからも大切にしたい前長の芯だと思っています。
前昌