木の家でくらすBlog

大工になった日

皆さん、こんにちは。

今日は晴れて暑いくらいでした。

一日作業場にいたんですが、昨日からの気温の変化に身体が追い付かず、

ちょっと疲れ気味、前長大工の前昌です。

 

 

さて、

4月から前長の大工見習いになった若鷹kz君。

まずは自分の道具箱作りをしてもらいました。

私自身も18年も前、同じように一番最初に道具箱を作らされた記憶がよみがえってきます。

たまたま居合わせた年配の道具屋さんに

「昔っから大工の小僧になったらまず道具箱作るんだよ。」

と言われ、あーあの時の私の親方も同じように、

そのまた親方から「道具箱作れ」と言われていたのかもしれないな、

と想像してました。

 

左が私の、右がkz君の道具箱。

 

昔は、さしがね、墨壺(スミツボ)、鋸(ノコ)、鑿(ノミ)、鉋(カンナ)、など

手道具がこの中にすっぽり収まって現場行ってたんでしょうね、

まさに「電気がなくても仕事が出来る」大工さん。

 

いまの時代、便利な電動工具がたくさんあって、ワンボックス車の荷台がそれだけで一杯になります。

それが当たり前で、私もそうやって仕事してますが、電気がないとほぼ仕事になりません。

 

 

便利なモノに囲まれて、進化した道具に頼ってばかりいると、

大工は(人間は)退化していくのかもしれません。

 

むしろ、

日々の生活は不便な方が人は強く賢くなるような、、、そんな気がします。

 

明日、電動工具を粗大ごみに出す訳にはいきませんが(笑)、

近い将来、

「AI」に大工職を取って代わられないように、

大工力を高める努力を怠らぬようにしたいですね。

 

前昌

 

 

 

 

category: 大工のい・ろ・は

新年度start!!!

皆さん、こんにちは。

新年度スタートですね!、今月から大工見習いの若者が前長の一員として加わりまして、

新鮮な気分で4月を迎えています。お天気も良くて桜の花に季節を感じながら、

車の窓全開で爽やかに作業所へ向う、前長大工の前昌です。

 

 

さて、

 

暖かくなってきたので、前長本社の薪ストーブ煙突を皆でお掃除しました。

 

煤がこびりついているので、棒の先にたわしをつけてゴシゴシと。

 

横引きの煙突が長いためか、そこに煤が溜まりやすいようで、

今年の秋までには煙突の経路を変更する工事をしようと思ってます。

 

 

煙突掃除を怠るとタールが付着し、煙道火災を引き起こす原因になるそうです。

燃やす薪の質(生木は燃さない、針葉樹よりは広葉樹を)で煤の発生付着は抑えられるようですが、

メンテナンスフリーとはいきませんよね。

 

上質な、あの暖かさは

 

やっぱり手間暇かかるもんですねー。

 

薪ストーブを設置した皆さんも、年に一度は煙突お掃除を!

 

 

前昌

category: 日々のこと

建て方レポートin佐野 3

皆さん、こんにちは。

昨日の「車で巡るオープンハウス」ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

 

玄関入った瞬間、「築後数年経ってるのに、木の香りがする!」と驚かれている方もいて、

(前長スタッフは毎日木に囲まれているので感じませんが・・・)

私達も新たな発見のあるオープンハウスでした。

見学された皆さんは、これからの始まる家づくりのご参考になりましたか?

体感したこと、お会いしたお施主さんとの会話は本にもネットにも載っていません。

 

「現代民家の暮らし」は、直接聞きに行った皆さんだけが知り得る、貴重な情報ではないでしょうか。

 

また、この機会に快くご協力頂いた3軒のお施主様方、本当にありがとうございました。

休日なのにお時間をいただきましたこと、重ねてお礼申し上げます。

今後とも、宜しくお願いします。

 

 

 

では、

 

佐野の建て方の続きです。

小屋組みが組み上がると、厚さ30mmの天井板を張っていきます。

前長の工法では垂木を天井板の上に取り付けます。

 

軒先の天井板のくるい止めと、屋根の強度を高めるため、「破風板、鼻隠し」を取り付けます。

取り付ける場所で呼び方が違うんです。

↑軒先(向かって左)が鼻隠し。(はなかくし)

屋根勾配(向かって右)が破風板。(はふいた)

屋根(垂木)の鼻先を隠す板と、屋根に風が入るのを破る(打ち負かす)板ってワケでしょうね(笑)

 

↑鼻隠し取付

 

破風、鼻隠しが取り付くと、防水フェルトを張って野垂木を打ち付けます。

 

垂木を墨に合わせて、、、

垂木間に断熱材を施工していきます。

ウッドファイバーという北海道のカラマツが原料の断熱材です。

 

「何から出来ているか?」

「安心して使えるものか?」

 

それが判断基準なので、数年前、私は苫小牧の工場を視察してきました。

 

広ーい工場内、ほとんど人がいなかったのと(笑)、

製造にほとんど排水が出ない、環境への配慮に驚いたのを記憶してます。

ドイツの技術だそうで、何十億もする設備にはただ圧倒されましたけど。

 

屋根はこの後、野地板(板金や瓦の下地になる板)を張り、防水ルーフィングを敷いて

建て方終了となります。

 

お天気も良かったので、予定通り2日で完了しました。

棟梁の段取り、大工達や前長スタッフのチームワークが光る建て方でした。

 

皆さん、おつかれさまでした!!!

 

 

前昌

category: ごあいさつ, 現場の様子

建て方レポートin佐野 2

皆さん、こんにちは。

ブログのネタが現場の事に偏りすぎ、前長大工の前昌です。

 

昨日のつづきです。

 

 

2F床組み(二階の床を構成する梁)のパネルの上で、2F小屋組み(屋根を受ける梁)

の建て方作業。

パネルの施工精度出ていて、綺麗に納まっているのがわかると思います。

また、パネルは作業床となり、どこにでも脚立を立てて手が届くので、

大工達にも好評です。

 

大手ハウスメーカーだと、ネタレス工法で接着剤をつけて合板28mmを張ったりします。

やり方はいろいろあるんでしょうけど、

前長は合板や接着剤を使わない家づくりを基本としているので、

「てまひま」かけて蔵パネル作って施工してます。

 

小屋組みの様子。

長ほぞ、渡り腮(あご)といった伝統的な木組みで組むと、建て方時の揺れも少ない方なのですが、

やはり軸組みだけではグラグラしてます。

 

とにかく大工の建て方高所作業の安全性を。

万が一の落下にもパネルが受け止めてくれるはずです。

 

屋起こし(柱を垂直に修正する作業。木組みは建てただけでは傾いています)後の様子。

読んで字のごとく、斜めに打ち付けてあるパイプの仮筋交いで引き寄せ、家を起こしてきます。

 

今日はここまで。

屋根はまた明日。

 

 

前昌

category: 現場の様子

建て方レポートin佐野 1

皆さん、こんにちは。

杉花粉が飛び始めて、花粉症の方には辛い季節ですね。

「いつも杉に触れてその香りを嗅いで、

杉と仲良くしていると花粉症にならないんじゃないか?

だから私(大工)は花粉症にならない!」と

根拠のない自信、前長大工の前昌です。(笑)

 

 

さてさて。

13、14日と佐野で建て方がありました。

 

天気にも恵まれ、建て方日和の二日間。

今回は現場担当のミヤさんが撮影してくれた写真を見ながら、

建て方の二日間をレポートしていこう思います。

 

朝の様子。

建て方の日の1週間前くらいから基礎の上に土台を敷いたり、

柱や梁の構造材を運び入れるといった準備をして、この日を迎えます。

先行足場も設置されて、いよいよ!という感じです。

 

今回の現場は敷地の都合もあって、構造材全て土台の上に載っています。

梱包を解いてから建てるので、段取り(作業の順番)を考えておかねばなりません。

担当した棟梁は30代半ばですが、安定感があり、しっかりとした仕事をしてくれます。

 

番付(図面横にい、ろ、は・・・。縦に一、二、三・・・と碁盤の目のように区切り、

柱、梁の位置を表す)に合わせて柱を建て、梁を渡していきます。

通し柱、梁はクレーンで吊り上げます。

 

まず中心部分に見える「地梁」を組んでいきます。

地梁は柱が比較的連立して建つ、桁方向に通すことが多いです。

 

地梁に大梁をかけたところ。

渡り腮(あご)という伝統的な木組みの技術です。

 

地梁は家の「背骨」のような存在で、出来る限り同じ寸法でつないでいきます。

 

通常は6尺ピッチに整然と大梁を渡していきます。

 

シンプルで無理のない、美しい架構を構成することが、大切なことだと考えています。

 

5人の大工で通し柱にホゾ差す梁を取り付けていますね。

ここは難所なんです(苦笑)、梁をギシギシいわせながら広げて組んでいきます。

 

桁、小梁を組んで、

 

大梁に「繋ぎ」を渡し、3尺×6尺のマスに蔵パネルを落とし込みます。

 

先日紹介した、蔵パネルの施工が完了。

安全性を高めて2階、屋根の建て方へと進みます。

 

 

つづく

 

 

前昌

category: 現場の様子

家を支える大黒柱

皆さん、こんにちは。

暖かい日だなと思ったら急に寒くなったりして、体調崩してませんか?

三寒四温だなんて言いながら季節を感じ、実家の食卓に並んだ「ふき味噌」の苦みを

ようやく美味いと思える歳になった、前長大工の前昌です。

 

 

さて、

第2作業所には5mの大黒柱が入っております。

 

写真だと大きさ伝わらないと思いますが、尺角(約30㎝角)の柱です。

こちらのお宅は平屋建てということもあり、

棟木まで届く(棟木を受ける)大黒柱となりました。

 

 

 

断面に見える黒い線は「背割」です。

木でいうところの背中にわざと割れを入れて、木の中心部分の乾燥を促しています。

またその乾燥による収縮で表面割れの抑制(その分、背割が開きます)の効果があります。

 

前長では、背割を入れるのは棟梁の仕事。

 

四面ある柱のどの面を「木の背中」と見極める力量と、

その決定を実行できる器量が必要です。

 

大黒柱ともなれば、それはまぎれもなく「一家を支える」柱。

 

背割一筋、棟梁の気合が伝わってきますね!

 

 

「手仕事は心に響く」

 

 

前昌

category: 未分類

市貝町にて地鎮祭

皆さん、こんにちは。

2歳半になる息子は「チチ(父)のオシゴトはトントン大工さん」と言います。

 

トントン大工。。。

 

インパクトドライバーやエアー工具、トルクレンチ等の普及もあり、

建築現場から聞こえる音も変わってきましたが、

木組みの家から聞こえてくる、木をたたき、木を組む音はやはり「トントン」。

 

そんなトントン音する木の家をこれからも作り続けよう、

やっぱり大工はトントンだ!、前長大工の前昌です。(笑)

 

さて、

日曜日、市貝町で地鎮祭でした。

里山の暮らし。

自然豊かで、いい環境だなぁ、こういう場所で子育て(子育ち)がしたいなぁ、

と素直に思いました。

 

都会に比べて、不便や大変なことも多いかもしれません。

でも、それもまた良しと思えます。

 

都会都会と近くに便利を追わない、

新しい価値感に気づく人達が段々と出てくる気がしました。

 

 

 

禰宜さんが祝詞にて大神さまに家造りのご報告。

 

 

鍬入れの儀式。

 

「えい!えい!えい!」

かけ声とともに砂山を手前に大きく崩します。

 

工事着工の意味合いもあるので、大きな声でお子さんとご一緒に執り行いました。

 

 

玉串をお供えして、二拝二拍手一拝。

 

 

地鎮祭を済ませると、いよいよ家を建てる!始まる!という感じです。

楽しみですね!

 

 

「ご縁に感謝」

 

 

前昌

 

 

category: 未分類

建方(たてかた)に向けて

皆さん、こんにちは。

ブログの更新が滞ってましたね、「前長さん!どうした?!」ですよね。(笑)

 

今日から3月。

寒くて固まっていたブログも、芽吹きの季節に合わせてポツポツと動き出していきます!

 

さてさて、

 

作業場では、再来週に予定している建方の準備が大詰めを迎えています。

 

現場搬入を待つ構造材。

 

 

前長オリジナル「蔵パネル」の加工も順調です。

1Fの天井材兼、2Fの作業床兼、火打梁(ひうちばり)に代わる構造面材です。

「地域材×大工技術でつくれるノンケミカル面材」がコンセプトなので、

大型の機械製作でなくても精度が出せるように考えてあります。(パネル対角で±1mm程度)

 

メリットとして、建方で高所作業をする大工達の安全性、建物の耐振性が飛躍的に高まりました。

 

木材をさらにたくさん使う(2Fの床30mmを2重60mmに張っているようなイメージ)

ことは大変ですが(苦笑)、技術力の高さ、そこが前長の良さの一つだろうと思うのです。

 

 

 

建方、晴れますように!!!

 

 

前昌

category: 未分類

車で巡るオープンハウス開催決定! 3/18(日)

皆さん、こんにちは。

3軒の素足の家オープンハウスのお知らせです。

お引渡し後の木組の家を見学でき、お施主さんに

「木の家に住んでみてどーーーですかっ?」

と直接聞ける貴重な機会だと思います。

ぜひ、本やネットではなく心豊かに暮らす住まいを感じに来てください。

 

(お住まいのお施主さんのご厚意により開催となります。よって、

予約制

となります。)

 

日時      3月18日(日)   10:00 ~ 16:00

 

・那須烏山市の家   平屋曲屋      自由設計

・宇都宮市の家    2階建て        企画商品「木の香」

・さくら市の家    平屋大屋根        自由設計

 

前日(17日)までのご予約をお願い致します。(お名前、ご住所)

ご予約後、現地案内図をお送りいたします。(メール、郵送、FAXにて)

 

見学時間の指定予約はありません

上記、開催時間内にてご来場ください。

 

予約    けんちくや前長  電話 0287-82-3311 (平日9:00 ~ 15:00)

メールは問い合わせフォームからお願いします。(オープンハウス予約 とご記入ください)

 

那須烏山市の家

宇都宮市の家

さくら市の家

category: お知らせ